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まだ少年のようなあどけなさが残る、24歳。
フロックスカフェの噂を耳にして、仲間が欲しいという素直な気持ちから行動を開始した。
新人というハンドルネームもフロックスメンバーにつけて貰った。
今は伊達さんのサークルで、彼の作品のデザイン全般を担当している。
意外と間の抜けたところがあり、時々ポロリと毒舌をかますことがある。ちなみにお酒には弱い。
「こうして自分達の本を手に取ってみると良い気分だね」
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創業時から通っている常連さん。27歳独身。年下の恋人がいる。
自分の進行表通りに事が進まないと苛立つ性格で、キレると眼鏡を叩きつける。
マスターの妥協案で伊達眼鏡を掛けるようになったが、癖は一向に直らない。
外見や性格の割に、とても繊細なキャラクターを描くことで最近ちょっと名が知れてきた。
「トーンの貼り忘れを見つけてしまってな……」
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35歳で既婚者。小学4年生の娘がいる。
人徳のなせるワザか、噂が噂を呼び、同人仲間が集まる喫茶店となった。
外見とは裏腹に博打打ちで、あまり数字の計算は狙って出来ない。
同人活動時代は絵描きだった。
たまに何を考えているのか分からない笑いをこぼす。
「ちょっと皆に提案が1つあるのだけど良いかな?」
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35歳で既婚者。小学三年生の息子がいる。
マスターとは学生時代からの友人。
勤めていた会社を33歳で辞めて喫茶店の創業から働いている。
昔から接客が好きらしい。マスターの代わりに店の電卓を打っている。
同人活動時代は物書きだった。癖なのか、よく腕を組んでいる。
「くそマスター!!まじで夏コミ行きやがって!!」
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25歳独身女性。大学卒業後、知人の紹介でバーテンダーを務める。
そのままバーテン服に着替えるのが楽だから、という理由だけで私服もスーツが多い。
高校時代はさておき、大学時代はモテた。とにかくモテた。しかし、彼女は学生時代、彼氏がいたことはない。
「あら、皆さんおかえりなさい。イベントは如何でしたか?」
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日本のサブカルが大好きで、親を無理矢理言いくるめて日本にやってきた二十歳のハイテンションガール。
実はマスターの知人の娘で、毎日大学の帰りに喫茶店に寄るのですぐに常連に。
友人たちにレイヤーデビューを薦められているが、恥ずかしいと言って断っているという。
「ジャンジャンウルヨー。ワターシニマカセナサーイ」
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市内の私立に通う高校二年生の16歳JK。
喫茶店のアルバイト募集を見てフロックスカフェを訪れた。
同人とかオタク成分がすごく大好きなのを隠している。
けれどマスターにはそれを見抜かれたため、彼には唯一頭が上がらない。
ちなみに「女の子雇えば儲けに繋がるんじゃね?」と提案したのは伊達さんで、実際その通りになった。
「なんでもは知らないです。知っていることだけ」
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同人即売会壁サークルのサークル主。
中学生ぐらいにしか見えないが、実年齢は25歳。
絵を描く才能があり、別に目指していたわけでもないが、周囲の人間の影響により漫画を描き始める。
本当の「同人」の楽しみ方を知る前に高みへと上ってしまった彼女は、ただひたすら孤高となった。
「はっはっはー!!圧倒的じゃな妾のスペースは!!」
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